差し押さえのフェラーリ 不動産以外で過去最高額の9400万円で落札 国税ネット公売
税金の滞納者から差し押さえた財産などが出品される官公庁のインターネット公売に出品されていた、高級スポーツカーのフェラーリが、不動産以外では過去最高額となる約9400万円で落札されました。
官公庁のインターネット公売には、税金の滞納者から差し押さえた自動車や不動産などの財産が出品され、落札代金は滞納された税金の支払いなどにあてられます。
国税庁によりますと、今月行われた公売で、最低入札価格5680万円で出品されていた高級スポーツカーのフェラーリが、不動産以外では過去最高額となる9430万1000円で落札されたということです。
また、最低入札価格約56万円だったウイスキーの「響30年」は、130万円で落札されました。
今回の公売での落札額は、合わせて約1億5000万円にのぼるということで、国税庁の担当者は「引き続きインターネット公売などを通じて、適正かつ公平な課税・徴収の実現に務めたい」とコメントしています。