能登地方で活発な地震活動続く 改めて地震への備えを~地震調査委
群発地震が続く石川県能登地方では、先月も震度4の地震が1回発生するなど活発な地震活動が続いています。政府の地震調査委員会は、地震活動は当分続くと考えられるため、今後も強い揺れを伴う地震に注意を呼びかけています。
石川県能登地方では、2020年12月から地震活動が活発となり、去年6月には珠洲市で震度6弱の激しい揺れを観測しています。さらに7月以降は地震活動が活発となってます。
9日に行われた政府の地震調査委員会の定例会合で、能登地方では引き続き地震活動が続いていて、先月1日から今月8日午前8時までに震度1以上を観測した地震が12回発生したと報告されました。先月6日には最大震度4を観測する地震が発生したほか、衛星を使った観測でも、2020年12月頃から珠洲市にある観測点で地面が隆起するなどの地殻変動が継続しているということです。
こうしたことから地震調査委員会は、一連の地震活動が減衰する傾向は見えず依然として活発な状態が継続していると評価しました。
地震調査委員会の平田直委員長は、今後も強い揺れを伴う地震が発生する可能性があるため、家具の固定など改めて地震への備えをしてほしいと注意を呼びかけています。