漂着のクジラ 砂浜に埋めることを決める 体内のガス破裂の恐れも 宮城・石巻市
体長12メートルのクジラが宮城県の北上川河口近くに打ち上げられ、石巻市は砂浜に埋めることを決めました。
クジラが打ち上げられたのは北上川の河口付近にあたる、宮城・石巻市北上町の砂浜です。
石巻市によりますと、クジラは体長12メートル、体重20トンほどのメスのマッコウクジラで、発見した時にはすでに死んでいたということです。
石巻市はこのクジラを砂浜に埋めることを決めるとともに、6日朝から海面にオイルフェンスを張って、クジラの脂がワカメなど養殖業に影響しないよう対策をとりました。
県によりますと、確認できるこの4年間で県内ではあわせて6頭のクジラが打ち上げられています。
現時点でクジラが漂着した理由は分かっていませんが、体内にガスが溜まって破裂する恐れがあるため、石巻市は不用意に近づかないよう呼びかけています。