福島第一原発、燃料デブリ取り出しへ 堆積物の除去作業に着手
福島第一原発の燃料デブリの取り出しに向け、東京電力は10日から、挿入口を覆う堆積物の除去作業に着手しました。
東京電力は溶け落ちた核燃料(=燃料デブリ)の取り出しに向け、今年度中に2号機で試験的な取り出しを始める計画です。
原子炉格納容器に、およそ22メートルのロボットアームを横から挿入し、燃料デブリ数グラムを取り出す計画ですが、挿入口が堆積物で覆われていたため、10日午前11時すぎから取り除く作業に着手しました。
そして、棒状のもので堆積物の上部が突き崩せたため、今後は全体を突き崩し、水で洗い流す予定です。
堆積物が思うように除去できなかった場合は、ロボットアームを使った取り出し計画が見直される可能性もあります。