ノーベル平和賞授賞式に被爆者ら31人が出席へ
今年のノーベル平和賞に選ばれた日本被団協=「日本原水爆被害者団体協議会」は来月ノルウェーで行われる授賞式に被爆者ら31人が出席すると発表しました。
ノーベル平和賞の授賞式は、来月10日にノルウェーの首都オスロで行われ日本被団協は田中熙巳さん(92)、田中重光さん(84)、箕牧智之さん(82)ら代表委員のほか、海外在住の被爆者ら31人が出席すると発表しました。
来月8日に羽田空港からオスロに向け出発する予定で、現地では、9日に代表者による記者会見が行われるほか授賞式当日の10日には、晩餐会なども開かれます。
授賞式では、被団協を代表して、田中熙巳さん、田中重光さん、箕牧智之さんの3人が登壇し、賞状やメダルを受け取り、田中熙巳さんが演説を行う予定となっています。
また、授賞式翌日には、現地のオスロ大学や地元の高校で講演会が予定されています。
この講演会は、被団協がノーベル平和賞に選ばれたことを受けて、オスロ大学の医学生や、地元の高校の教師らが依頼していたものだということです。
出席者は来月13日(金)に帰国する予定ですが、授賞式への渡航費用や現地での宿泊費用を捻出するため、近くクラウドファンディングを行う予定だということです。