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天皇陛下「沖縄に対する理解が更に深まることを希望」 “復帰50年”

2022年5月15日 18:46
天皇陛下「沖縄に対する理解が更に深まることを希望」 “復帰50年”

沖縄は15日、日本復帰から50年の節目を迎えました。午後には復帰50年を記念した式典が開かれました。

沖縄と東京ではオンラインで結んだ記念式典が開かれ、沖縄会場には岸田首相や沖縄県の玉城知事が出席しました。

岸田首相「沖縄の皆様には大きな基地負担を担っていただいています。政府としてこのことを重く受け止め、引き続き基地負担軽減に全力で取り組んでまいります」

一方、玉城知事は「沖縄は50年たっても過重なアメリカ軍基地の負担を強いられ続けている」と訴え、政府の取り組みを求めました。

玉城知事「平和で豊かな沖縄の実現に向けて、誠心誠意、取り組んでいただきますよう、申し上げるものであります」

また式典には、天皇皇后両陛下もオンラインで出席し、天皇陛下は「沖縄には、今なお様々な課題が残されています」と述べられた上で、次のように話されました。

天皇陛下「今後、若い世代を含め、広く国民の沖縄に対する理解が更に深まることを希望するとともに、今後ともこれまでの人々の思いと努力が確実に受け継がれ、豊かな未来が沖縄に築かれることを心から願っています」

一方、式典の終了後、岸田首相は、沖縄側の反対が根強い普天間基地の名護市辺野古への移設について「唯一の解決策」だと重ねて主張しました。