新型コロナワクチン、次回以降は年1回「接種」に 厚労部会で了承
ワクチン接種のあり方を検討する厚生労働省の部会で、新型コロナウイルスワクチンについて次回以降は年1回の接種とすることが了承されました。
8日の部会では、今年4月以降の新型コロナワクチンの接種について、原則、年1回とし、次回は今年の秋から冬にかけて実施する方針が示され、了承されました。
ただ、重症化リスクのある人やリスクの高い人に接触する機会の多い医療従事者などは、秋から冬の接種に追加して、前倒しでの接種も可能とする方針です。
また、現在、従来型ワクチンで行っている初回接種や子どもへの接種についてはオミクロン株対応ワクチンを用いることが望ましいとしています。
厚労省は希望するすべての人に対して公費での無料接種を継続する方針を示していて、8日の議論を踏まえ、予防接種法上の「特例臨時接種」と位置づけることを別の分科会で正式に決定する見込みです。