【台風6号】
台風6号は、暴風域を伴いながら、九州の西の海上をゆっくり北上し、10日（木）朝に朝鮮半島に進むでしょう。台風本体の雨雲のほか、台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込むため、西日本の太平洋側は広い範囲で雨が続きそうです。

10日（木）夕方までに予想される雨量は四国で300ミリ、九州で250ミリなどとなっています。九州では線状降水帯が発生し、大雨災害の危険度が急激に高まる可能性もあります。暴風や土砂災害などに厳重な警戒が必要です。

■最大瞬間風速（10日）
九州北部 40メートル、四国35メートル

■波の高さ（10日）
九州北部 7メートル、四国6メートル

■予想24時間雨量
（～10日夕方）四国 300ミリ、九州 250ミリ

【台風7号】
8日（火）に発生した台風7号は日本のはるか南にあって、発達しながら北上中です。11日（金）には強い勢力となって、小笠原諸島付近を通過。その後、14日（月）には強い勢力のまま、東海や関東にかなり接近するおそれが出てきました。

お盆休みの中、台風襲来となるため、帰省や旅行の足に大きな影響が出るかもしれません。今後の台風情報にご注意下さい。

【全国の天気】
台風6号の影響が残る九州や四国のほか、東海や関東も天気が変わりやすく、にわか雨になる所がありそうです。

一方、北陸や東北は夏空が広がりますが、台風による南風でフェーン現象が発生する北陸は体温を超える暑さになる所がありそうです。予想最高気温は金沢で39度と観測史上1位の暑さが予想されているほか、40度を超える記録的な暑さになる可能性もあり、熱中症に厳重な警戒が必要です。

■予想最高気温（高い地点）
39度:上越市高田、金沢
38度:弘前、新潟、長岡、富山
37度:秋田、酒田、福井

■予想最低気温（前日差）
札幌 26度（＋2 真夏並み）
仙台 26度（±0 熱帯夜）
新潟 29度（±0 熱帯夜）
東京 26度（-1 熱帯夜）
名古屋27度（＋1 熱帯夜）
大阪 29度（＋1 熱帯夜）
広島 29度（-1 熱帯夜）
高知 27度（-1 熱帯夜）
福岡 28度（＋1 熱帯夜）
鹿児島27度（±0 熱帯夜）
那覇 27度（±0 熱帯夜）

■予想最高気温（前日差）
札幌 31度（±0 真夏並み）
仙台 32度（±0 真夏並み）
新潟 38度（-1 猛暑日）
東京 34度（＋2 真夏並み）
名古屋35度（＋1 猛暑日）
大坂 36度（±0 猛暑日）
広島 32度（-5 真夏並み）
高知 31度（±0 7月中旬）
福岡 32度（＋1 真夏並み）
鹿児島32度（＋3 7月中旬）
那覇 30度（-1 6月中旬）

【週間予報】12日（土）、13日（日）は、西日本で台風一過の夏空となりますが、35度以上の猛暑日となるでしょう。一方、13日（日）以降は、関東で台風7号の影響が出始め、14日（月）は関東や東海に台風がかなり接近し、大荒れの天気になりそうです。東北地方の太平洋側も大雨になるおそれがありますので、台風の進路に注意が必要です。

この先も顕著な暑さが続き、11日（金）にかけては北陸で40度前後の暑さ、週末は東海や近畿なども体温を超える暑さになるでしょう。