桜島噴火 気象庁「地殻変動の状態に注目している」
【桜島・気象庁会見要旨3】
今回の地殻変動で、姶良カルデラのマグマ貫入があったとは考えられません。
桜島の山体膨張については21日ごろから停滞しています。今回の爆発以降も膨張状態は続いていると考えています。
警戒レベルの今後の引き下げ等の見通しについて、特に地殻変動の状態に注目しています。
火口から大きな噴石が2キロを超えて飛んだのは2020年6月4日以来です。この2020年の噴火では、後日おこなわれた現地調査で火口から3.3キロまで噴石が飛散していたことが確認されています。
この時は噴火警戒レベル引き上げは行われませんでした。
今後も南岳山頂火口及び昭和火口から概ね3キロ以内では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に厳重な警戒が必要です。