いわゆる「袴田事件」で、裁判のやり直しを認めた東京高裁の決定について、検察側がこれを受け入れ、特別抗告しないことを決めました。やり直しの裁判が始まることになります。

姉・ひで子さん「本当によくぞ（検察側は）決断してくれたと思っております。ありがとうの言葉しかないけど、もううれしくて、ありがとうの言葉しかございません」

小川秀世弁護士「本当に嬉しかったものですから。袴田さんを早く無罪にしてやりたいというのが第一ですね」

1966年、静岡県で起きた「袴田事件」では、死刑が確定した袴田巌さんについて、東京高裁が先週、再審＝裁判のやり直しを認める決定をしました。

東京高検は20日、これを受け入れ特別抗告しないことを明らかにしました。

今後、やり直しの裁判が、始まることになり、袴田さんは無罪となる可能性が高いとみられます。