天皇陛下は、新年にあたり感想を寄せ、「新しい年が、我が国と世界の人々にとって、希望を持って歩むことのできる年」となるよう祈られました。

天皇陛下は、文書で寄せた新年の感想の中で、自然災害や新型コロナ、物価の高騰による苦労を気遣った上で、「これからもお互いを思いやりながら支え合い、困難な状況を乗り越えていくことができるよう」に願われました。

また、去年、本土復帰から50年の年に皇后さまと沖縄を訪問したことを「平和の大切さを改めて心に刻みました」と振り返り、世界各地で戦争や紛争により多くの人の命が失われていることに「深い悲しみを覚えます」とつづられました。

陛下は、「立場の違いを乗り越えるべく対話を重ね、協力し合うことの大切さを強く感じます」と平和への思いを述べ、「新しい年が、我が国と世界の人々にとって、希望を持って歩むことのできる年となることを祈ります」と締めくくられました。

元日は皇居で「新年祝賀の儀」が行われ、2日は3年ぶりに「新年一般参賀」が行われます。

一般参賀には上皇ご夫妻も出席するほか、愛子さまも初めて出席されます。