ネットバンキング不正送金 被害件数、被害額が過去最多に
インターネットバンキングでの不正送金の被害について、ことし11月までの被害件数、被害額ともに過去最多となったことがわかりました。
警察庁によりますとことし1月から11月までのインターネットバンキングによる不正送金での被害件数は5147件、被害額は80億円を超え、どちらも過去最多となりました。
2022年、1年間での被害件数は1136件、被害額はおよそ15億円で、去年と比べて急増していることがわかります。
不正送金は、ほとんどがフィッシングメールによって暗証番号などを盗まれたものです。
ことし上半期はネット銀行や信託銀行の口座がフィッシングによって多く狙われていましたが、下半期は、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行の3大メガバンクがターゲットになっているということで、警察庁が注意を呼びかけています。