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こどもと若者のがん「10年生存率」初公表

2024年1月25日 0:00
こどもと若者のがん「10年生存率」初公表

こどもと若い世代のがんと診断されたあとの「10年生存率」がはじめて公表され小児がんでは5年生存率と10年生存率で大きな差がないことがわかりました。

国立がん研究センターの研究班が、341の医療施設から2011年にがんと診断されたおよそ36万3000件のデータを集計したところ、すべての世代のすべてのがんの10年実測生存率は、46.0パーセントでした。

このうち、小児がんのみで集計すると「白血病」では86.2パーセント、「脳腫瘍」では71.5パーセントでいずれも5年生存率と比べおよそ2ポイントの低下となっていて、大きな差がないことがわかったということです。

また、AYA世代=15歳から39歳のがんで集計したところ、10年生存率は、「脳・脊髄腫瘍」では77.8パーセントで5年生存率より6ポイント近く低下していた一方、「子宮けい部・子宮がん」では87.2パーセントで5年生存率より1.4ポイントの低下となっていて、がんによって差があることがわかりました。

国立がん研究センターは今後もこどもや若い世代のがんの情報収集に努めると話しています。

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