「地獄に落ちる」と脅され…天台宗・住職の“性暴力”訴える 僧侶の女性“14年間にわたり繰り返し…”
僧侶の女性、叡敦(えいちょう)さんは、四国にある天台宗の寺の住職から、14年間にもわたって、繰り返し性暴力などを受けたと訴えています。
性暴力などを訴える 叡敦さん(4日)
「いつのまにか、とても大きくて優しい存在だった仏様が、とても恐怖な、怖い仏様に変わっていました」
叡敦さんは、時折、言葉を詰まらせ、涙をぬぐいながら話しました。
性暴力などを訴える 叡敦さん
「常に、壊れたカセットのように、暴言・言われた言葉とかが、頭の中で常に回っている状態なんですけど…」
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叡敦さんは、ことし1月、住職らの僧籍を取りあげるよう申し立てを行っていて、4日、寺を所管する天台宗務庁が、初めての聞き取り調査を行いました。
“逆らえなかった”という理由については…
性暴力などを訴える 叡敦さん
「地獄に落ちるとか、病気が悪くなるぞとか、親子三代にわたって幸せになれない、不幸になる、と言われてきていたので…」
“地獄に落ちる”などと、脅されていたといいます。
性暴力などを訴える 叡敦さん
「14年たって、ようやく土俵にのれたかな…という気持ちでいっぱいです」
天台宗務庁は、調査を続けるものの、結果は公表しないとしています。