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地域の“生活の足”や観光の足…JR七尾線全線復旧に向けて

2024年1月20日 17:21
地域の“生活の足”や観光の足…JR七尾線全線復旧に向けて
能登半島地震から20日目。地域の“生活の足”や観光の足となっている鉄道も大きな被害を受けましたが、22日には、奥能登の手前に位置する七尾駅までの区間が運転を再開。全線復旧に向け、少しずつ動き始めています。

地域の“生活の足”や、観光の足となっている鉄道も大きな被害を受けましたが、22日には奥能登の手前に位置する七尾駅までの区間が運転を再開、 全線復旧に向け少しずつ動き始めています。

大きくひびの入った駅の周りのアスファルト。電車は止まったままで、駅の前には炊き出しに並ぶ人の列ができていました。

地震で線路がゆがんだり崩れたりしたJR七尾線。石川県の県庁所在地、金沢から観光地の和倉温泉を結ぶ路線で、大阪駅からの特急サンダーバードも乗り入れています。

現在、北側の羽咋駅から和倉温泉駅の間で運転取りやめに。JR西日本は、このうち羽咋駅から七尾駅までの区間で、あさって22日から運転を再開すると発表しました。

駅舎の入り口など地震で壊れた部分の修復が進み、少しずつ見えてきた明るい兆し。

通勤で七尾線利用 七尾市民
「ないと不便だったので、むちゃくちゃ助かりますね」

自宅が被災 和倉温泉近くの住民
「復旧したら金沢まで風呂に入りに行かないと。もう1週間も入っとらんから」

子ども
「のりたい」

被災した人が日常の生活を取り戻すための大切な一歩となる、鉄道の復旧。運転が再開するエリアに住む人からは、喜びの声があがる一方、七尾駅から先、和倉温泉駅までの運転再開は、おおむね来月中旬となる見通しです。

まだ運転再開ができない区間に行ってみると、七尾駅と和倉温泉駅の間では、発生から2週間以上たった今も、特急列車が線路上に残されたままとなっています。

和倉温泉駅へと続く線路には、列車が取り残されたまま。

全線での復旧には、まだ時間がかかりそうです。
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