【藤井キャスター中継】「寒ブリ」絶好期に…富山でも観光・名産に打撃 “能登の付け根”氷見市では
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藤井貴彦キャスター
「私はいま、富山県氷見市に来ています。能登半島のつけ根に位置し、元日の地震では震度5強を観測し、家屋の倒壊や液状化現象、断水など、大きな被害が出ました。
一方で、全国的にも有名な『ひみの寒ブリ』の最盛期でもあるんです。実は(いまいる場所の)すぐ裏側が富山湾で、氷見漁港という場所がありますが、そこで氷見の寒ブリがあがるということで、最盛期を迎えているところで、地震の影響を受けてしまっています。
石川県ではまだ広い範囲で断水が続いていますが、ほぼ全域で断水していた(富山県の)このエリアは(断水が)解消したということです。
富山県にとって、多くの観光客が見込めるこの時期に起きた地震。その影響と今後について取材しました」
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藤井キャスター(19日)
「いま私が歩いている歩道ですが、このように砂が残っています。揺れが発生した当時は水が出て、液状化していたということです。さらにこちらは駐車場の入り口なんですが段差ができてしまっていて通ることができません。液状化そして地震の揺れの影響がいまも残っています」
いまも地震の爪痕が残る観光施設「ひみ番屋街」。それでもいまは少しずつ営業を再開しています。
藤井キャスター
「うわっ大きい。大きいブリ、『ひみの寒ブリ』です! 今が旬の『ひみの寒ブリ』、これを目指して、みなさんこちらにいらっしゃるということです。丸々太ってますね」
やはり目玉は、脂がたっぷりのった「ブリ」です。刺し身やブリしゃぶ、ブリ大根。富山を代表する“冬の味覚”です。今年は豊漁で、絶品のブリに期待が集まっていました。
ひみ番屋街にある鮮魚店「ひみ水産」も、断水の影響で10日以上、店頭販売ができませんでしたが今週、営業を再開。