再選を果たした斎藤元彦知事が約2か月ぶりに登庁し、「自分自身もこれから生まれ変わる」と語りました。

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兵庫県庁で19日午前10時ごろ…

兵庫県　斎藤元彦新知事
「気持ちを新たに頑張っていきたい」

出直し選挙で再選を果たした斎藤元彦新知事（47）。

約2か月前は、職員からの花束やセレモニーもなかった最後の登庁日となりましたが…

「おかえりなさい！頑張ってください！」

19日は待ち構えていた支援者に迎えられ、握手を交わしながら県政2期目にむけ、初登庁しました。

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午前10時に当選証書を受け取り、正式に知事に就任。その後、就任式では職員らに拍手で迎えられ、花束が贈呈されました。県職員に対して…

斎藤元彦新知事
「自分自身もこれから生まれ変わる。一からスタートしていくという気持ち。何よりもやはり謙虚な気持ちをもってやっていきたい。どうぞよろしくお願いいたします」

午後は緊張した表情を浮かべながら、幹部職員へ訓示。その後の就任会見では、斎藤県政“第2幕”への意気込みを語りました。

斎藤元彦新知事
「県民の皆さまに、文書問題で大きなご心配、そして県政に対するご不安を与えたことを、改めてお詫（わ）び申し上げたい。県職員の皆さんや県議会との対話を通じたコミュニケーションによって、県政をしっかり前に進めていきたい」

一方、知事選のきっかけにもなった、斎藤知事による“パワハラ”などの疑惑。調査を行う県議会の百条委員会は18日、斎藤知事に対し、11月25日に行われる証人尋問に出頭を求めることを決定しました。しかし、斎藤知事は…

斎藤元彦新知事
「当日は、政府主催の全国知事会議が東京で予定されていて、出席が難しい状況。ただ議会側からの判断で、どうしてもとなれば真摯（しんし）に対応していく」

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また、今回の選挙をめぐっては思わぬ余波が…。

百条委員会　奥谷謙一委員長（18日）
「立花氏が『奥谷を探せ』みたいなことで、SNSを入れてですね、行動監視をされているような思いもあって、これはかなりすごい恐怖を抱きました」

奥谷委員長は、「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏が、自宅兼事務所の前で街頭演説を行っていたことを明かしました。

さらに、同じ百条委員会の竹内英明県議が、議員辞職したことも明らかになりました。ネット上で、言葉の暴力が拡散され、家族を守るために辞職したとのことです。

“SNS”による波紋が広がる中、19日に当選証書を受け取り、2期目をスタートさせた斎藤知事。ノーを突き付けられた兵庫県議会と、どう向き合っていくのでしょうか。