日本酒を海中で熟成 味がまろやかに 差別化商品目指す 福井県小浜市の酒造会社
小浜市の酒造会社が海中で日本酒を熟成させ、まろやかな味の酒を今後、差別化商品にする予定です。
26日午後、小浜市宇久の沖合1.5キロで海中から引き上げられたのは300ミリリットル瓶の日本酒 200本です。
小浜酒造では、今年2月にできた純米酒をおよそ3か月間、水深17メートルの海中で熟成させました。
この取り組みは、地元の漁師浦谷俊晴さんと共同で始めたもので、今年で2回目。今回は、水温が低い時期に海中に沈めて味の違いを確かめました。
■小浜酒造 高岡明輝社長
「冷蔵庫とはまた違った熟成感が出ていると思うので良かった。小浜ならではの地酒を作っていきたい」
■宇久定置網 浦谷俊晴さん
「飲み口がすごくまろやかになった」
今回仕上がった酒は地元の人たちに味わってもらい、小浜酒造では今後、差別化商品にする予定です。