日本遺産「北前船寄港地・船主集落」に美浜町が追加認定 県内5市町目
文化庁が認定する日本遺産「北前船寄港地・船主集落」に21日美浜町が追加認定されました。県内では5市町目となります。
日本遺産は、地域の歴史的魅力や特色を通じて、日本の文化・伝統を語るストーリーとして文化庁が認定する制度です。
このうち「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間 北前船寄港地・船主集落」に美浜町が追加認定されました。
美浜町も北前船と深いつながりがあり、関連する文化財を多数抱えています。
なかでも早瀬地区は北前船船主集落として栄え、いまも伝わる子ども歌舞伎の豪華な曳山は船主が寄進したものということです。
また地区に残る江戸時代から続く酒蔵などの古民家や、港町の区割りもかつての寄港地としての景観を伝えています。
今回の認定について戸嶋秀樹町長は、「先人たちの心意気と活躍を誇りに思う。町政70周年の記念すべき年に日本遺産に認定された喜びを、町民の皆さんと分かち合いたい。」とコメントしています。
日本遺産「北前船寄港地・船主集落」に認定されるのは県内では坂井市、南越前町、敦賀市、小浜市に続いて5市町目です。