北陸新幹線の敦賀以西の延伸 早期の認可・着工に向けて「京都の理解」を得ることが必要
北陸新幹線の敦賀から西の延伸をめぐって、県と県議会は早期の認可・着工に向けて、まずは「京都の理解」を得ることが必要との認識で一致しました。
北陸新幹線の整備促進に向け、県議会の超党派でつくる議員連盟は29日に総会を開き、敦賀から西の延伸について県と意見を交わしました。
冒頭で杉本達治知事は、今年に入って提案している「小浜先行開業」の考え方について議会側に初めて説明しました。
■杉本達治知事
「建設単価が年々上がっていくような中で、1年でも早く工事が終わらせられるところを終えて開業することが、全体の工費を下げる そういう効果もある それを踏まえて、小浜先行開業ということも言わせてもらっている」
会合では、延伸の実現に向けてはまず「京都の理解」を得る必要があるとの認識で一致しました。
■県議会 北陸新幹線整備促進議員連盟 西本正俊会長
「大阪全線開業を一日でも早くするために、その中で小浜先行開業というものがそれに資するものであるならば進めていこう 議論に載せてもらえないか あくまでもそういう話 そういうことであれば我々も一生懸命する 私も地元議員の一人として、できるものなら是非やってもらいたい」
敦賀以西のルート一本化をめぐっては、去年、京都の反発を受けて決定が見送られていて、地下水への影響などを懸念する京都側の理解促進が着工に向けたカギを握ります。