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不法係留の船を強制撤去 敦賀市井の口川 大雨の被害増大の恐れも指摘

2024年1月14日 17:59
不法係留の船を強制撤去 敦賀市井の口川 大雨の被害増大の恐れも指摘
撤去される船=14日午前10時、敦賀市井の口川下流

 不法係留が問題となっている敦賀市の井の口川で、県は14日、所有者不明の船あわせて3隻を、簡易代執行により強制撤去しました。県では、引き続き船の所有者に移動と撤去を求めるとしています。(1月14日)


 井の口川では、県の職員や業者らが所有者が分からないまま不法係留されているプレジャーボートなど船舶あわせて3隻を撤去しました。

 簡易代執行は、行政機関が所有者不明の船を撤去できる制度で、県内で実施されたのは、2007年の坂井市の九頭竜川河口域に続き2例目です。

 船の所有者が分かった場合には、撤去費用を請求するとしています。

 20年以上前から不法係留が常態化している井の口川では、今も50隻が係留されていて、大雨の際に、川の流れをせき止めて被害を拡大させる危険性も指摘されています。


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