「天空の城」石垣が崩落 越前大野城 能登半島地震の余震で崩れたか
「天空の城」として知られる越前大野城で、石垣の一部が崩落しているのが見つかりました。能登半島地震の影響とみられ、大野市は周辺の遊歩道への立ち入りを一部規制するとともに、復元に向け県を通して専門家と相談することにしています。(1月10日)
崩れたのは武具蔵跡の石垣で、崩落した部分は幅4メートル近く、高さ約3メートルにわたります。
市民からの情報提供で明らかになったもので、大野市によりますと地震直後に職員が巡回した際には被害は確認されなかったことから、余震で崩れた可能性もあるということです。
自然の石をそのまま積み上げる16世紀後半の古い形式「野面積み」で作られた石垣は、県指定の史跡にもなっています。