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国への補助金請求漏れ問題は積み残し 6月県議会が閉会

2024年7月10日 20:21
国への補助金請求漏れ問題は積み残し 6月県議会が閉会
6月県議会が閉会(10日)

6月県議会が10日閉会し、国への補助金請求漏れ問題については、過去にさかのぼった説明や再発防止策についての議論は次の議会に持ち越されました。

最終日は10日各委員会から議論の結果が報告され、インバウンド向けの夜間観光コンテンツの整備や、能登半島地震を踏まえた木造住宅の耐震補助などに、あわせて5億円を盛り込んだ補正予算案が全会一致で可決されました。

このほか越前若狭の会が提案し、厚生常任委員会で否決された、原発から出る使用済み核燃料の乾式貯蔵をめぐる県民投票についての条例案について議会として改めて採決を取りました。

最大会派の自民党福井県議会など4会派は「賛成・反対の二者択一で判断できる問題ではなく、県内一律での投票となると、立地の意見が軽視されることになる」と反対し、条例案は賛成少数で否決されました。

6月議会では関西電力高浜原発の3・4号機の40年超運転についてはすんなりと話が進んだほか、福井市のアリーナ計画も大きな議論にはなりませんでした。

一方で、国への補助金の請求漏れがあわせて7・6億円にのぼり、交付されない恐れが出ている問題では、過去にさかのぼった説明や再発防止策、県の責任の所在についての議論は次の議会にもち越されました。

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