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フクビ化学工業の中間決算は増収減益 大型車両向けの部材が伸びるも原材料高騰など影響

2024年11月14日 18:54
フクビ化学工業の中間決算は増収減益 大型車両向けの部材が伸びるも原材料高騰など影響
フクビ化学工業の中間決算は増収減益に(14日午後4時福井市)

福井市の建築資材メーカーフクビ化学工業が14日、今年度の中間決算を発表し、バスやトラックなどの大型車両向けの部材が伸びたものの、原材料費や人材費の高騰などから増収減益となりました。

フクビ化学工業の中間決算は売上高が196億1200万円、経常利益は7億円で、前の年の同じ時期に比べ、売上高で0.2パーセント増加した一方、経常利益で29.8パーセント減少し、増収減益となりました。

主な要因として、住宅の新築着工件数が減り、主力の建築資材事業で売り上げが減少したとしています。

一方で、バスやトラックなど大型車両向けの部材や、業務用冷蔵庫の部材が好調で、売上高は伸びたものの、原材料費や人件費の高騰により利益は減少しました。

今後は価格の見直す動きも落ち着き、通期では売上高が408億円、経常利益が21億3000万円と、前回の業績予想を据え置いています。

またアメリカ大統領選挙でトランプ氏が再選したことで、フクビ化学工業の森克則社長はアメリカの環境政策が大きく変わるとみていて、動向を注視していきたいと話していました。

最終更新日:2024年11月14日 19:22
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