新幹線開業効果で利用客“大幅増” 敦賀鉄道資料館は去年の2倍以上 2次交通「周遊バス」も1.8倍に増加 敦賀市まとめ、開業後5か月間
北陸新幹線の開業後、敦賀市内では、市の観光施設やバスなどの2次交通の利用が大きく増えていることが分かりました。
新幹線が開業してからの5か月間について、敦賀市は市の施設や2次交通の利用状況を調査し、去年の同じ時期と比較しました。それによりますと、敦賀鉄道資料館(敦賀市港町)は2倍以上の人が来訪した他、敦賀ムゼウム(敦賀市金ケ崎町)や駅前の公設書店「ちえなみき」は1.7倍以上の人が来訪したことが分かったということです。
一方、2次交通では「ぐるっと敦賀周遊バス」の利用客が1.8倍以上と大幅に増加し、シェアサイクルの利用も1.8倍に増えました。
この他、敦賀駅には東西を結ぶ自由通路がないことから、開業直後から運行した連絡バスには4300人あまりの利用があったということです。なお、この連絡バスは実証運行として一定の役割を終えたとして、8月いっぱいで運行を終了しています。