福井大学大学院工学研究科の一般選抜で、入試問題に出題ミスがあり、大学では、該当する問題について、受験した11人全員を正解として採点する方針です。

出題ミスがあったのは、8月22日に行われた博士前期課程の一般選抜試験です。同大学によりますと、基礎工学専攻の数理科学コースと電磁工学コースの志望者11人が受験した物理を出題範囲とする必須科目において、解答を導くために使用できる余弦定理の式を提示したところ、試験中に受験生から試験監督に対して「この式は合っているのか」と指摘があったということです。

試験終了後に式の誤りを確認した大学は、出題ミスのあった設問やそれに関連する設問の合わせて6つについて、全員を正解として採点する方針をその日のうちに受験生に伝えたということです。大学は今回の出題ミスによる合否への影響はないとしています。

なお、合格発表は9月11日に行われる予定です。