あわら市と坂井市にまたがる坂井丘陵地などで栽培されているマルセイユメロン「花咲紅姫(はなさきべにひめ)」の出荷が始まりました。今年は天候に恵まれ、甘みも十分だということです。

■リポート･嶋田拓真記者
「ほんのり甘い香りがしてきます。濃厚でねっとりとした甘みで、緑色の皮すれすれまでしっかり甘みが届いています」

あわら市牛山のJA福井県坂井営農経済センターでは3日、出荷を前に目ぞろえ会が開かれ、農家らが収穫時などに傷つけないよう注意することなどを確認しました。糖度は14度以上あることが出荷基準となっていて、完熟してから収穫するため、すぐに食べごろとなるのが特徴です。

■栽培農家 上出儀作さん
「日中の温度が高く、夜は冷え込みがきついから、時間によっては10度の差がある。それによって糖度が増す」

今シーズンは県内の直売所などに、およそ7万4000玉が出荷される見込みです。