新しい配食サービス 専用のIH調理器で出来立てを フレイル予防の効果検証 福井大学医学部など実証実験
1人ひとりの健康状態に合わせた食事を、専用のIH調理器で加熱して味わうことができる新しい配食サービスの実証実験が始まり、フレイル予防などの効果を検証します。
この実証実験は、小浜市の福祉施設や福井大学医学部などが共同で取り組んでいるもので、大学での検診結果に基づいた利用者の健康状態に合わせた食事が提供されます。
対象は小浜市内の50代後半から70代後半の合わせて男女5人で、塩分や脂質それにカロリーなどが計算された出来立ての料理を味わっていました。
■利用者
「どういうものが出来上がるか不安もあったけど、しっかりした良いものだと思う。ご飯もおいしく炊けている。調味料を調合しなくてもいいし、材料もちゃんとお皿に盛ってあって、いろいろな種類の野菜も豊富で、スイッチだけ入れて温めるだけだからお年寄りの方は良いと思う」
実証実験の期間は3か月間で、使い勝手や食事のおいしさ、それに健康状態などを確認し、サービスの実用化に向けた課題を探ります。