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メニコンが新生産・開発拠点 テクノポート福井に進出 新幹線延伸や中部縦貫道整備が決め手に

2024年3月11日 15:48
メニコンが新生産・開発拠点 テクノポート福井に進出 新幹線延伸や中部縦貫道整備が決め手に
協定書を手にする川浦社長(中央)=11日午前11時半、県庁

決め手は北陸新幹線の県内延伸や中部縦貫自動車道の整備でした。コンタクトレンズ大手のメニコン(本社:名古屋市)は、福井市と坂井市にまたがる工業団地のテクノポート福井に新たに生産・開発の拠点を設けます。(3月11日)

同社の川浦康嗣社長が11日、県庁を訪れ、杉本知事と福井市の西行市長と協定を交わしました。テクノポート福井の遊休地9.3万平方メートルを取得し、コンタクトレンズ用品の製造をはじめ、生産・開発を進める計画で、近視の低年齢化が進み、ケア用品の需要が高まる中、事業拡張を図ります。

岐阜や長野に次ぐ5つ目の拠点となり、川浦社長は「北陸新幹線の延伸や中部縦貫自動車道の整備など交通インフラに加え、メガネ産業の集積があって、ビジネス面でも魅力的だ」とした上で、雇用面では「地元の大学から新卒の採用を強化する」と述べました。

操業開始の時期は未定で、今後の需要動向を見極めながら、設計や生産体制の構築を進めるということです。

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