クリーミーな味わいでうまみたっぷり 勝山市で「鯖の熟れ鮨し」を樽上げ 関東からの観光客も注目
勝山市の山あいで冬の保存食「鯖のなれ鮨し」の樽上げが始まっていて、今年は北陸新幹線開業をきっかけに関東方面からの問い合わせも増えています。
「鯖のなれ鮨し」は、塩抜きしたサバの腹にこうじを混ぜた酢飯を詰めて、たるの中で発酵させたもので、昔から冬の保存食として親しまれています。
勝山市北谷地区ではけさ 地元の住民が先月上旬に漬けたものをたるから取り出し一匹ずつパックに詰めていきました。
鯖のなれ鮨しはクリーミーな味わいでうまみが感じられ、各地にリピーター客がいます。
■鯖の熟れ鮨し加工グループ山田善吉さん
「関東や遠くの方からの注文が増えてきている 輪切りにして、酒のつまみには生で食べるのがおすすめ」
北陸新幹線開業をきっかけに、今年は関東方面からの問い合わせも増えていて、郵送で販売対応するほか、勝山市内の道の駅などにおよそ1500本を出荷するということです。