県内ガソリン価格 3週連続で上昇 国の補助金減額が影響 世界的な原油相場は安値傾向続く
県内のガソリン価格は、国からの補助金の減額で卸値の実質的な上昇が続き、3週続けて値上がりしました。来週は小幅な値動きになる見通しです。(12月7日)
国の委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、4日(月)時点での県内のガソリンの平均価格はレギュラー1リットルあたり178円となり、前の週と比べて80銭値上がりしました。178円台となるのは10月第3週以来、8週ぶりです。
都道府県別では、福井は高い方から数えて10番目で、全国39の道府県で価格が上昇しました。全国平均は70銭値上がりし、174円70銭となりました。
同センターによりますと、欧米各国や中国の景気減速から原油相場の安値傾向が続く中、国から元売りに支給される補助金が引き下げられたことで、石油製品の価格は緩やかな上昇傾向となっています。価格転嫁を見送っていた地域が、12月に入って小売価格を引き上げるケースが全国的に多かったため、来週は小幅な値動きになる見通しです。
一方、4日(月)時点での県内の灯油は18リットルあたり(店頭価格)2087円となり、前の週に比べて24円上昇しました。