連日のイルカ被害 追い払っても逃げず しつこくつきまとわれ…20代男性、右手をかまれ20針ほど縫う大けが 敦賀市・水島海水浴場
7日午後2時50分ごろ、敦賀市の水島海水浴場で、シュノーケリングをしていた長野県上田市の20代男性がイルカに両手をかまれ、大けがをしました。男性は近づいてきたイルカを追い払おうとしましたが、逃げ切れずにかまれたということです。
敦賀海上保安部によりますと、男性は友人と2人でシュノーケリングをしていたところ、近寄ってきた野生のイルカに両手をかまれました。被害に遭ったのは、岸から20メートルほど離れた水深およそ1.5メートルの地点で、男性は右手の親指や中指それに薬指をかまれ、病院に搬送されました。合わせて20針ほど縫う大けがだということです。
イルカは、男性が追い払っても逃げずにしつこくつきまとってきたということで、敦賀海上保安部では、イルカが現れても決して近づかず、海からすぐに上がるよう呼び掛けています。
なお、県内では今年、嶺南の海水浴場を中心にイルカにかまれる被害が相次いでいて、これまでに分かっているだけで、敦賀市と美浜町で7件、合わせて8人が被害に遭っています。