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桐谷美玲キャスター
「Instagram、TikTokなど、SNSを日常的に使う子たちがたくさんいます。まもなく春休みシーズン、SNSに動画や写真を投稿する機会が増えそうですよね。そこで、思わぬトラブルを防ごうと、都内の高校で次のような取り組みが行われました」
生徒
「この建物、渋谷？」
「東…東急なのか」
桐谷キャスター
「NTTドコモが主催した出張授業で、高校1年生と2年生の希望者あわせて30人が受講しました。一体、何をしているのかといいますと、SNSを見て、推しの居場所を当てよう、というゲームなんです。ここで、一問クイズです」
桐谷キャスター
「授業のスライドで使われたある投稿。この投稿には、推しの居場所が分かる重要なヒントが隠れているのですが、ポイントはどこでしょうか？」
鈴江奈々キャスター
「女性の背景に写っているマンホールの蓋？」
桐谷キャスター
「お見事。実はマンホールには番号がついていて、この番号を基にエリアが特定されてしまう可能性があるということなんです」
「こういうクイズを通して、自分が投稿するときにも同じように情報が漏れてしまう可能性があるということを知ってもらいたい狙いです」
桐谷キャスター
「ほかにも、（投稿された顔の）瞳のなかに周りの景色が反射していることがあり、そこから居場所を特定されてしまう可能性があります」
「さらにもうひとつ（投稿に）映り込んでいる鍵にも要注意です。鍵の形状が分かるだけで、合鍵を作られてしまう可能性があります」
鈴江キャスター
「この写真から合鍵ができちゃうということですか？」
桐谷キャスター
「そうなんです」
森圭介キャスター
「3Dプリンターなどでいろいろ作れますからね。場所も鍵も分かっちゃうと…」
桐谷キャスター
「怖いですよね。この授業を監修した、神戸大学の森井昌克名誉教授によりますと『SNSの情報漏れは、投稿する時間、周囲に映り込むもの、アカウントの公開設定などを意識すれば、9割以上は防げる』ということです」
森キャスター
「子どもたちにもSNSが普及したいま、SNSに潜むリスクについても伝えていく必要がありますね。休みの期間、ぜひ会話をして気をつけてみてはいかがでしょうか」
