未明に県内各地で火事が相次ぐ 大野市では民家の焼け跡から遺体 身元確認急ぐ
19日未明、大野市と鯖江市で火事が相次ぎ、このうち大野市では住宅などを全焼した焼け跡から1人が遺体で見つかり、警察が身元の確認を急いでいます。
火事があったのは大野市佐開の酒井敏榮さん(77)の住宅です。
警察と消防の調べによりますと、19日午前1時すぎ、近くの住民から「建物が燃えている」と消防に通報がありました。
火は木造瓦葺き2階建ての住宅を全焼したほか、敷地内の車庫や倉庫を焼いておよそ3時間後に消し止められました。
焼け跡から1人が遺体で見つかり、この家に住む78歳の酒井さんの妻と連絡が取れなくなっていることから、警察では遺体は妻とみて身元の確認を急ぐとともに、1階が激しく燃えていたことから火元の特定も進めています。
一方、鯖江市柳町では、午前0時半ごろ、近くの住民から増田幸子さんの住宅から火が出たと通報があり、木造3階建て住宅を半焼し、およそ2時間後に消し止められました。
この家には増田さんと家族の2人が暮らしていましたが、どちらも逃げ出してけがはありませんでした。
警察と消防で火事の原因を詳しく調べています。