花粉症のシーズンに目を守ろう 新しい目薬やメガネが続々と登場
県内は3月中旬にかけて花粉の飛散のピークを迎えるとみられます。なかでも目の不調を訴える人が増えていて、今の時代に合わせた新しい薬やメガネが登場しています。
福井市内の眼科です。
□ふくい南アイクリニック鈴木和代医師
「アレルギー性の水疱みたいな感じ 普通はないので、ポコポコポコって水疱ができている」
『アレルギー性結膜炎』花粉症の症状を訴える患者が増えています。
□患者
「1・2週間前から、夜の目のかゆみと、コンタクトをしていると乾燥してゴロゴロする」
患者に処方されたのはクリームタイプの塗り薬。
去年発売された新しい薬は点眼するタイプに比べ薬の濃度が濃く、目の周りに塗りますと、まぶたから徐々に目に浸透し、24時間効果が持続するとされています。
□鈴木和代医師
「子ども・高齢者・仕事が忙しくて目薬が差しにくい環境にいる人におすすめ 1日1回で持ち運ばなくていい 目薬が苦手な人が結構いるので、そういう人にクリーム製剤は有効だと思う」
薬は継続的な使用でピーク時の症状が半分に抑えられ、症状が出る時期も遅らせることができると注目されています。
こちらは花粉の目への侵入を防ぐグッズです。
眼鏡の企画販売を手掛ける福井市のエニックスでは、カバー付きのメガネフレームや、サングラスの売れ行きが好調です。
□エニックス 特販営業部 内山隼さん
「去年から、今年はよく飛ぶというデータが出ていたので、ラインナップを増やして、細かい需要にもカバーできるように生産を進めてきた」
全国のドラッグストアやホームセンターなどで売り上げを伸ばしているのが、メガネの上からかけられるオーバーグラスメガネです。
□内山隼さん
「今年から、カーブがきつくないメガネを作って、花粉メガネっぽくない 普通のファッションメガネのようなサングラスを作るようになった」
県内は今週末から天気が回復し、気温も上がる見通しで、新しいアイテムも活用して花粉症シーズンを乗り切りたいものです。
目の塗り薬はメイクをする女性にもおすすめで、3割負担で1000円ほどです。
さらに県内の花粉の飛散量が一目でわかるホームページもあります。
県内6か所の観測地点で、1平方センチメートルあたりの花粉の量をまとめていて、飛散量の傾向を把握することが出来ます。
ここで連日30個以上の花粉が観測されている場合は、花粉飛散のピークに入ったということです。ホームページは「福井大学 花粉症」で検索してください。