「越前がに」赤ちゃん、続々と誕生 今はまだ体長3ミリ“プランクトン”状態 脱皮を繰り返してカニの姿に
越前町の越前がにミュージアムで、カニのふ化が始まっていて、神秘的な生命の営みが観光客の関心を集めています。(3月4日)
水槽内でふわふわと浮かぶ無数の小さな粒。目をこらして見ると、小さい足を動かしている様子が確認できます。越前がにの赤ちゃん。1月からメスのセイコガニ60匹が一斉に産卵を始めたということです。
今は体長3ミリほどの「第Ⅰ期ゾエア」と呼ばれるプランクトンの状態で、脱皮を繰り返し、ゆっくりと稚ガニへと成長していきます。
■横浜から来た夫婦
夫「あんなに小っちゃくても脱皮するのかなとびっくりした。あんなにちっちゃくてもカニの形になるなんて」
妻「かわいかった。あんな時から“越前がに”なんですね」
カニのふ化は3月末まで続くということです。