補助金の手続きミスで知事が減給処分 自らの責任を明確化
国から受け取ることができるはずだった補助金が、県職員の手続きミスにより受け取れなくなった問題で、福井県の杉本達治知事は自らを減給処分にして責任を取る方針です。
この問題は、県水産課などの職員の手続きミスによって、国から補助金あわせて7.8億円が受け取れなくなったものです。
杉本知事はミスの責任を取って、自らを11月から30パーセントの減給、3か月とするとともに、副知事2人についても11月から10パーセントの減給、3か月とすることにし、9月県議会に条例案を提出します。
また、県は補助金の申請状況を調査した結果、昨年度、健康福祉部で1件の手続きミスがあり、165万円を受け取れていなかったことが分かったということです。
再発防止策として県は、補助金申請を全庁でチェックできるシステムを今月から導入するとともに、各部局と財政課などに補助金の手続きについて事務の責任者を置くことにしています。