11日(木)の県内は、夕方にかけて大気の状態が不安定となるところがあり、嶺北では昼前にかけて、土砂災害に注意･警戒が必要です。

県内は10日夜から11日未明にかけて雨足が強まり、各地の降り始めから午前5時まで雨の量は、坂井市三国で53ミリ、福井市越廼で39ミリ、福井で38.5ミリ、南越前町今庄で37.ミリなどとなっています。

気象台によりますと、梅雨前線は西日本から北日本を通って日本の東にのびていて、11日は北陸地方を南下する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいて、県内は夕方にかけて大気の状態が不安定となるところがあり、多いところで、雷を伴って1時間に20ミリの強い雨が降るところがある見込みです。

また、12日午前6時までに降る雨の量は多いところで、嶺北･嶺南でいずれも60ミリと予想されています。

県内はこれまでに降った雨で地盤の緩んでいるところがあり、雨雲が予想よりも発達したり停滞したりした場合には、嶺北では警報級の大雨となる可能性があります。

気象台は、嶺北では11日昼前にかけて、土砂災害に注意･警戒するとともに、11日夕方にかけて、落雷や突風それに急な強い雨に注意するよう呼びかけています。

交通機関の情報(11日午前8時現在)です。

北陸新幹線をはじめ、JR越美北線や小浜線、それにハピラインふくいは、いずれも通常通りに運行しています。えちぜん鉄道の勝山永平寺線と三国芦原線、それに福井鉄道福武線もいずれも通常通りに運行しています。