新幹線駅周辺で軒並み地価上昇 開業効果が“鮮明”に 商業地で5~7%上昇 敦賀では住宅地も27年ぶり上昇
新幹線県内開業後初めて行われた地価調査で、県都の玄関口・福井駅や当面の終着駅となった敦賀駅周辺では、地価の上昇傾向が鮮明となっています。
県内の商業地で最も地価が高かった地点は、福井市中央1丁目で1平方メートルあたり39万2000円と、去年より5.9パーセント上昇しました。
また、福井駅周辺では、大手2丁目で37万2000円、大手3丁目で27万4000円、駅東口の日之出1丁目で18万2000円となっていて、いずれも5パーセントから7パーセントの上昇率となっています。
新幹線開業に伴って、ホテルの進出や商業テナントが入居するなど、再開発も進んでいることから、福井市の商業地全体でも3年連続アップとなりました。
一方、当面の終着駅となる敦賀駅周辺では、敦賀市白銀町が8万7000円となり、商業地全体でも2年連続のアップとなった他、住宅地全体でも去年より0.1パーセント上がり、1997年以来27年ぶりに上昇に転じました。
なお、県はあくまで7月時点の調査だとして「今後は開業効果であわら温泉駅や越前たけふ駅周辺でも地価の上昇が期待できる」と分析しています。