期待を胸に新社会人スタート 変化する環境で「挑戦を楽しもう」 時代を開拓する“一歩”踏み出す
新年度がスタートです。県内では多くのフレッシュマンが社会人としての一歩を踏み出しました。新幹線開業や2024年問題を受けて採用に変化も。新社会人たちを取りまく環境の変化に着目します。
■リポート・坂本優太キャスター
「フレッシュな皆さんの手にはアクリルボード。コロナ禍の飛沫対策で使われてたものです」
通信事業を手掛けるオールコネクトでは、新入社員がアクリルボードに抱負を書いて発表しました。
■新入社員
「福井には“好き”を出せる場所が少ないと思っている。音楽が好きな人を集めたり“好き”を大切にできる街をつくっていけたら」
同社では近年、即戦力を求めて中途採用に力を入れていましたが、プロバスケットボールチーム・福井ブローウィンズをはじめとした新規事業を展開する中で、今年は50人を採用しました。
■オールコネクト 人事部 小林美奈子部長
「新しいことに挑戦していきたい熱い思いを抱えている人をたくさん当社の中で育てていきたい」
建築システムの販売を手掛ける福井コンピュータグループには15人が入社し、佐藤浩一グループCEOは「挑戦を楽しもう」とエールを送りました。
時間外労働に関する規制の強化、いわゆる「2024年問題」で工事の遅れも心配される中、同社では業務の効率化や生産性の向上を図るアプリの開発に力を入れています。
■新入社員
「変則的な開発で時間の短縮につながっていく。その上で一番大切なのは、多くの人の未来を明るくすることだと思う。その一歩に寄り添ってきたい」
あわら温泉のグランディア芳泉では、接客や調理を担当する新入社員8人が入社式に臨みました。新幹線の開業で外国人客が全体の1割から2割へ増えていて、インバウンド営業室を新たに設置して対応を強化します。
■グランディア芳泉 山口透社長
「大きな夢、期待、いろんなものを新幹線に乗せて福井の地を訪れています。今から大変多くの仕事が皆さまには待っています」
新入社員たちは早速、接客に欠かせない言葉を英語で練習していました。
■新入社員
「英語が完璧ではありませんが、少しずつ英語をしゃべれるように頑張りたい」
新幹線開業で大きな転換期を迎えた福井。フレッシュマンたちは新時代を開拓する一歩を踏み出しました。