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ハピライン好調もJRとの乗り継ぎに課題 県内私鉄3社で人材確保など連携へ

2024年6月5日 16:55
ハピライン好調もJRとの乗り継ぎに課題 県内私鉄3社で人材確保など連携へ
ハピラインは利用快調も乗り継ぎに課題

ハピラインふくいは開業後、1日の乗車人数の目標をクリアし、快速列車も好評な一方、JRとの乗り継ぎではICカードの利用に課題があり、さらに利便性の向上を図る方針です。

5日、ハピラインの利用促進協議会では直近の乗客数が報告され、開業後、目標を上回る1日およそ2万3000人が利用し、特に敦賀で乗り継いで関西方面と福井を行き来する利用客が多かったということです。

一方で、 ICカードの利用範囲が大阪駅までのため、さらに遠いエリアから乗車する場合、カードでの精算ができず、一度改札を出る必要があります。

この点について、乗り換えの起点となる敦賀市の米澤市長は会議の席上で改善を求めました。

敦賀市 米澤光治市長
「利用できるエリアがハピラインの範囲になることが本当の利便性かなと思うので、システム上の問題もあるかと思うが、できたらその方向性も考えてほしい。」

ハピラインふくいは、JR西日本に対して、敦賀駅の構内にICカード用の乗換改札機や券売機を設置するよう求めています。

JR西日本金沢支社 漆原健支社長
「まだまだ案内や設備も不足していると認識しているので、ハピラインふくいとどのようにするとより便利になっていくのか検討して可能なことは実現していきたい。」

ところで、ハピラインふくいとえちぜん鉄道、それに福井鉄道の私鉄3社は5日「福井県鉄道協会」を設立し、人材確保などで連携していくことを確認しました。

県域での鉄道協会の設立は全国で初めてで、災害時における連携強化も進める方針です。

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