「能登牛」に「能登かき」 能登の自慢の食材使った丼を食べて復興を後押し 初日から多くの利用客が舌鼓打つ
「能登牛」に「能登かき」など、能登半島の食材を使った丼を提供する店が19日に福井駅前のフードホールMINIEにオープンし、おいしく味わいながら被災地の復興を後押しします。
「能登丼食堂」は能登半島地震で被災した奥能登の飲食店でつくる組合が「復興につながれば」との思いで出店しました。
組合の代表を務める日向文恵さんが営んでいた輪島市内のオープンカフェは地震の影響で壊れ、営業ができなくなりました。
■能登丼事業協同組合 日向文恵理事長
「1月1日に被災してどうすればいいか分からなかったときに福井に来た。福井の人に能登の食材を味わってもらい、器に使っている輪島塗の良さも知ってもらえれば」
輪島塗の器は被災した店で使っていたもので、能登の復興への願いが込められています。
■リポート・西岡芽生記者
「すきやきの甘じょっぱい味がしみこんでいる能登牛。上質な脂が口いっぱいに広がり、おいしいです」
この店では能登牛をすきやきをステーキにしたぜいたくな丼や、能登から直送した新鮮な能登かきを使った海鮮丼などを提供します。
初日から早速多くの利用客が訪れ、能登の味に舌鼓を打ちました。
■地元客
「すごくおいしかった。なかなか現地に行ってまで支援できないので、こういうところで応援したい」
「能登復興はこれからが大事。きょう来られてよかった。こういう形で復興に協力できればと思う」
■能登丼事業協同組合 日向文恵理事長
「ようやく始めの一歩を踏み出した感じ。能登の人もみんな元気が出れば」
「能登丼食堂」は定休日の月曜を除く午前11時から午後2時半と、午後5時から午後11時までの2部に分けて営業します。
(参考)能登牛贅沢丼3800円 能登沖海鮮丼3000円 能登豚ハイカラ丼1850円