鯖江市内の中学校「いじめの事実はあった」学校の対応が不適切だったと第三者委員会が指摘
去年春に鯖江市内の中学校を卒業した女子生徒が、在学中にいじめを受け不登校となった問題で、第三者委員会は13日「いじめの事実はあった」とし、学校側の対応が不適切だったと指摘しました。
この問題は、女子生徒が1年生の頃から複数の生徒に外見や名前をからかわれるなどして、3年生だった2022年の夏から卒業まで不登校となったものです。
第三者委員会が調査報告書をまとめ、被害を受けた生徒の変顔を収めた写真がメッセージアプリのLINEで無断で共有されたことや、ありもしない交際のうわさを流されたことなど、6つの行為を「いじめ」と認定しました。
また学校側に対しては、加害生徒と被害を受けた生徒を接触させないという約束が守られないなど、「適切な対応を怠った」と指摘しました。
教育委員会の会見
「被害生徒・保護者に対しお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした。」
調査結果の公表を受けて、市の教育委員会は、教員や児童生徒を対象とした研修や授業を開いて、再発防止に努めるとしています。