イチョウの木に彫られた仏像??樹齢450年「銀杏観音」黄色いじゅうたんに包まれる 若狭町
黄色の落ち葉に囲まれる「銀杏観音」=16日午後3時ごろ諦應寺(若狭町安賀里)
若狭町安賀里の諦應寺で「銀杏観音」として親しまれるイチョウの大木が葉を色づかせ見頃を迎えています。樹齢450年の木の幹には、十一面観音立像が彫られていて、黄色のじゅうたんに包まれた仏像は穏やかな表情を浮かべています。見ごろは来週末まで。(11月17日)
「銀杏観音」は高さが31m、幹回りが4m以上の大木で、1961年に町の天然記念物に指定されています。急な冷え込みで例年より1週間ほど早い、今月上旬から色づき始めました。
同寺によりますと、観音像は江戸時代の末期、地区に相次いだ災いや疫病から人々を救おうと、30代目の仏山恵隆和尚が彫ったということです。