若狭に春を告げる「イサザ漁」 産卵のために遡上 天候不順で漁獲量は半減 おおい町・佐分利川
水揚げされたばかりのイサザ=21日午後3時ごろ、おおい町・佐分利川
おおい町の佐分利川では、イサザ漁が最盛期を迎え、踊り食いの他、かき揚げや卵とじにして味わいます。
イサザは別名「シロウオ」とも呼ばれるハゼ科の小魚で、水温の上がるこの時期に、産卵のために海から川へと遡上します。
おおい町の佐分利川河口ではイサザ漁が最盛期を迎え、21日はおよそ18リットルを水揚げしました。漁師によりますと、大きさは例年並みですが、天候に恵まれなかったことから、漁獲量は去年と比べて半分以下にとどまっているということです。
■漁師 田中吉太郎さん
「天気が良かったらちょっと獲れるんだけど。(漁に)出れる日が少ないので。獲れてくれればいいけど」
若狭に春を告げるイサザ漁は、3月いっぱい続けられます。
最終更新日:2025年3月21日 19:53