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5年ぶりに勇壮な“王の舞” 平安時代以降から伝わる神事芸能 豊漁・豊作願う 若狭町・宇波西(うわせ)神社

2024年4月8日 18:22
5年ぶりに勇壮な“王の舞” 平安時代以降から伝わる神事芸能 豊漁・豊作願う 若狭町・宇波西(うわせ)神社
勇壮な王の舞 8日・若狭町宇波西神社

 若狭町の宇波西(うわせ)神社で8日、例大祭が開かれ、王の舞など神事芸能が5年ぶりに奉納されました。神社は多くの見物客や地域の人たちで活気づいていました。

 王の舞は、平安時代以降に京の都から若狭に伝わったとされ、鼻高面(はなたかめん)をかぶり、鉾を手にした舞い手が笛と太鼓の囃子にあわせて勇壮に舞うもので、神社の4つの氏子集落が持ち回りで担当し、豊漁や豊作それに健康や安全を祈ります。宇波西神社の 王の舞をはじめ、獅子舞や田楽などの神事芸能は若狭町内の11の神社で受け継がれていて、国の選択無形民俗文化財に指定されています。新型コロナウイルスの影響で中断していましたが、今年は5年ぶりに奉納されました。

 神奈川から来た見物客は「噂に聞いた通りのすごいものだった。周りの人々の作り出す雰囲気というか、地域の集落の力強さみたいなものがなかなか都会ではみられない」と興奮した様子で話していました。

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