「違反者があれば警告、検挙」痛ましい事故から4年…猪苗代湖に新ルール 猪苗代町・福島
猪苗代湖であるルールが変わりました。法律に基づき、モーターボートなどが通れない「航行禁止エリア」ができたのです。痛ましい事故を起こさないために。警察は取り締まりを強化していく方針です。
ルールが変わるきっかけとなったのは、4年前に猪苗代湖で起きた事故。男の子を含む遊泳客3人がボートに巻き込まれ死傷しました。こうした痛ましい事故を二度と起こさないために、河川法に基き、7月1日から猪苗代湖ではモーターボートなどが通れない「航行禁止エリア」ができました。そのため湖には?
■今野清楓 記者リポート
「水上にブイと看板を設置して、モーターボートなどが航行できる区域とできない区域を示している」
対象となるのは中田浜や長浜などの岸からおよそ3百メートルの範囲で、この中にモーターボートなどが速度制限をした上で通れるエリアと通れないエリアがあります。航行を制限する区域にはブイを設置し、周辺には看板も立てられました。違反した場合は、河川法により30万円以下の罰金が科せられます。県や警察はルールが変わったことを観光客や周辺の施設に呼びかけました。
■磐梯マリーン秦 郁子さん
「ルールブックに基づいてしっかりと航行区域や進入禁止区域を伝えてルールを守っていただくように進めていきたいと思う」
警察は、パトカーや船などでのパトロールをより一層強化し、取締りを行っていくとしています。
■猪苗代警察署吉田 浩道 署長
「陸上の警戒パトロール、水上の警戒パトロール、空からの警戒パトロールということで警戒を徹底する。違反者があれば警告、検挙という形でそういう姿勢で望んでいきたいと考えている」