兵庫県・斎藤知事のパワハラ疑惑、音声データなど百条委員会で諮問へ
兵庫県の斎藤知事のパワハラ疑惑などを調査する百条委員会は16日に理事会を開き、死亡した県の元幹部職員が残した陳述書と音声データの扱いを全委員に諮問することを決めました。
兵庫県の元幹部職員の男性は今年3月、斎藤知事のパワハラ疑惑などを告発し、今月死亡しました。
男性は「死をもって抗議する」というメッセージとともに、疑惑を調査する百条委員会に向けた陳述書と音声データを残していたことが分かっています。
これを受け、百条委員会は非公開の理事会を開き、陳述書や音声データを資料として採用するか、今週の委員会で諮ることを決めました。
百条委員会・奥谷謙一委員長「このメッセージは大変重いと思うので、これを踏まえて調査を進めていきたい」
一方、斎藤知事は県議会最大会派の自民党からの事実上の辞任要求について「重く受け止める」としつつも、改めて続投する意思を示しました。