4月3日の福島県内は、雲が広がったところも多かったですが、各地で平年を上回る暖かさとなりました。

すでに、楢葉町の清隆寺では桜の見ごろを迎えています。

■渡邉郁也記者
「午前11時の楢葉町です、上空は雲に覆われていますがコートやダウンは必要ない陽気となっています。この暖かさでこちらの桜も満開を迎えています」

樹齢は約200年、高さ8メートルほどあるシダレザクラ。
町の文化財にも指定されていて、3月下旬に一足早く桜が開花すると、いまはもう満開です。
3日の県内は、福島で17.2度、郡山で16.1度、小名浜で15.8度など、ほとんどの地点で平年を上回る暖かさとなり桜の開花が早い県南や浜通りでは絶好のお花見日和となりました。
この暖かさに誘われて、桜前線もぐんぐん北上しています。
福島市の信夫山公園には、福島地方気象台が桜の開花の観測をしているソメイヨシノの標本木があります。
2日は、ほとんど咲いていませんでしたが…。

■福島地方気象台職員
「5輪以上咲いているのを確認できたので、本日開花となります」

気象台の職員が、5輪以上の桜が咲いているのを確認。
「桜の開花宣言」となり、福島市にもようやく桜の便りが届きました！
2024年は暖冬でしたが、3月の気温が平年並みだったため、2023年と比べると10日遅い開花となりました。
待ち望んだ開花宣言に、公園ではすでに花見客を迎え入れる準備も進んでいます。

■屋台の人は
「ようやくですね、待ちに待った花見のはじまり」

■見物客は
「花見する予定で前から決めていたので、きょう間に合ったので、良かった」

■見物客は
「なんか春がきたという感じで、すごいワクワクする」

信夫山公園の桜は、週末には、満開を迎える見込みです。