「すいません…ください」謙虚なツキノワグマ? エサもらうため“お辞儀”
岐阜・高山市にある「奥飛騨クマ牧場」で話題になっているのは、餌をおねだりするポーズが“謙虚に見える”ニホンツキノワグマ。まるで餌を投げる人に媚(こび)を売っているようです。
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113頭のニホンツキノワグマが飼育される「奥飛騨クマ牧場」で人気なのが、クマの餌やり体験です。クマたちは餌を見ると、立ち上がって拍手をするなど、かわいらしく“おねだり”します。
中でも今、話題になっているのは3歳のクゥちゃんです。
奥飛騨クマ牧場 大家愛美飼育リーダー
「“謙虚なクマちゃん”みたいな、遠慮がちなクマちゃんみたいな感じで」
一見、普通のクマに見えますが、餌やりのときにするポーズが、どうやら“謙虚に見える”といいます。
記者が餌やりをしてみると、クゥちゃんは手を顔の前に出し、へコへコ頭を下げました。まるで餌を投げる人に媚(こび)を売っているようでした。
お客さん
「かわいい」
「『すいませーん、くださーい、僕にもくださーい』って感じかな」
大家飼育リーダーによると「クマはどんなポーズをとれば、お客さんが餌をくれるか学習している」といいます。ライバルたちより少しでも餌を多くもらうため、クゥちゃんはこのしぐさを生み出したのかもしれません。